吉岡徳仁 ─ クリスタライズ 開催
アート、デザイン、建築など幅広い領域において自由な着想と実験的な創作で活動する吉岡徳仁氏(1部62L研ID)。常にアートの新しい手法を研究し、大胆な発想と革新的な表現によって世界に驚きを与えてきた、吉岡徳仁の過去最大規模の個展となる展覧会「TOKUJIN YOSHIOKA_Crystallize(クリスタライズ)」が10月3日から2014年1月19日の会期で、東京・江東区木場の東京都現代美術館で開かれています。
この展覧会の新作として、音楽を聴かせながら結晶化させた絵画「Swan Lake」、結晶化した薔薇の彫刻「Rose」、7つの糸から生み出される椅子「蜘蛛の糸」などを発表し、クリスタルプリズムでつくられた建築「虹の教会」やインスタレーション
を含む代表作、国内初公開作品などが展示されています。
「―自然から生み出される。」という言葉に込められた、吉岡氏の考える人間と自然の関係性とは何か、それが彼によって「Crystallize(=形を与え、結実させる)」する光景を共有し、次なる創造について考えるための貴重な展覧会となっています。
第二会場での映像によるこれまでの活動と作品展示をあらためてみると、その変化に富んだ活動と創作は、「Design」という言葉が「方法」と訳されることに確証をいだかせるような内容でした。
ぜひ見ていただきたいおすすめの展覧会です。 記:同窓会監事 大槻高康(1部48L3GD)